このあいだ、朝も早いのに寝付けず、なんとなしに机の引き出しをひっくり返した。
引き出しには、ほんとーにいろんなものが入っている。
手紙とか、昔の財布とか、お年玉の袋とか、写真とか。
そこには思い出がいっぱいやった。
ひとつひとつ見てくと、朝になってしまう。
でも、そんなことは気にせずに、思い出を探った。
中学校と高専のがいっぱい。
写真やら、手紙やら。
なつかしー。
授業中に先生の目を盗んでやりとりした手紙とか、
カメラのフィルムが余ったから撮った変な写真とか。
なんで残してるんやろって思うけど、今みてみると懐かしい。
まったく覚えてないけど、モノをみると思い出す。
あのころの気持ちとか、風景。
思い出は残すことも大事やけど、みることも大事。
いろんな選択肢があったから、他の道を選んでみたいと思ったり、
それってちょっとした物語。
でも思い出の続きはまた今度。
もう寝なくてはとしまったそれを、また開ける時まで。