2007年5月14日月曜日

四国旅行1日目


先日、GWに研究室で四国建築ツアーを催しました。

総勢7名の2泊3日の楽しい旅行。

もちろん by car です。


1日目の予定としては朝から神戸を出発し、明石海峡大橋をわたって淡路島にin!

そして四国に入ってそのまま愛媛まで。

さらにUターンして香川に行って、高知にお泊りです。

その楽しい建築ツアーを数日にわたってupしたいと思います。

1日目
       
data:真言宗本福寺水御堂/安藤忠雄 兵庫県津名郡東浦町浦1309-1 1991年9月竣工

淡路島にある淡路夢舞台とその周辺を設計したのがあの有名な安藤忠雄。その安藤が手がけたお寺です。
この水御堂は普通の寺院とは違い、本堂が地下に埋まっています。
まず、左の写真のようなコンクリートの壁がそそり立ち、その壁に沿って本堂への階段へとアプローチします。
この壁が終わると、視界には蓮池が広がります。蓮は仏教において、悟りを開いた釈迦の姿を象徴しています。
意識としてその中に入っていくという構成をとっています。
本堂では壁や柱などすべての部材が朱色に塗られています。
西側に開けられた本堂唯一の開口からは、夕方になると強烈な西日が差込み、本堂内の朱色をさらに強めます。
宗教的なことや、シークエンス、空間構成など非常に考えて構成されています。


続いて、香川県丸亀市にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館です。




Posted by Picasa
data:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/谷口吉生 香川県丸亀市浜町 80-1 1991年6月竣工
ここで谷口は「美術館もひとつの芸術品でなくてはならない」という猪熊氏の考えに対し、猪熊氏との対話により、美術品と建築が互いに高め合うことを実現しています。
僕がこの建築を体験して思ったことは、やはり細部の綺麗さです。建築自体、外観、内観含めすべてが綺麗に作られています。
ですが、その思想は細部にわたるまで施されています。
また、エントランスの空間ではスケール感の違いに驚きます(写真)。
そして正面から見て左上に開口が開けられているのですが、これは電車からこの美術館を覗いた際のある仕掛けが施されています。
これからも非常にディテールにこだわった建築作品だと言えるでしょう。

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